2016年3月23日水曜日

不思議に美しい

山に住むようになって随分経った。急峻な階段を登り、やっと辿り着く我が家からの眺めは悪くないが、さすがに堪える年齢になった。住み始めは、老後のための大腰筋鍛錬になると意気込んでいたものの、なかなか大変。とは言え、多くの日本の町には低い山が点在するから、ちょっと目線を上に向けると、住んでいるんだよね、山のあちこちに人は。自分が住むようになって、やたら上を見る癖がついた。「あんなとこ、どうやって木材運んだんだろう?」なんて、他人事ではなく気になる。山があるからには、そこには必ず崖がある。で、急斜面危険地域に指定され工事を行う段になると、何百年もそこにある景観の存続と安全性との間で私たちの心は揺れる。立派に生きている樹々をある日突然切り倒し、山肌が露わになった時には「これって正解なの?」と曇った気持ちになったけれど、昨日見たらこんな感じ。カーブの複雑な山肌に、彼らはこんな仕事をしていた。複雑な気持ちの中で、見ずにはいられない圧倒的なアートだった。
TAZZ

2016年3月2日水曜日

えっ!ローリングストーンズが?

2月29日生まれの私の親しい人は、4年に1回のお誕生日をさぞかし楽しく過ごされただろうな、などと考えていたら、3月になってしまった!「おめでとう」も言いそびれたまま。いつだって時間は待ってはくれないから、必死になって時間を追いかけているような気がする毎日。ローリングストーンズがキューバでコンサートをするらしい!へー!!!すごーい!!!ミックはいくつになったんだろう?キースだってねぇ?別に知り合いじゃないからいいけれど、70歳にはなってるのかな?こんな寒い朝にはキューバのギラギラした太陽が羨ましい!行ったことはないし、そもそも暑いの嫌いだけど、それでもそんな太陽は恋しい。春が待ち遠しい。
久々のAPIAライブが決まりました。4月15日(金曜日)、注目の若手ギタリストYUTAKA君を迎えてのライブです。61歳の豊島たづみと30歳のYUTAKA君のアンバランスもまた一興!お時間が許せば是非いらして下さい。
詳細は以下をご覧ください。TAZZ
http://apia-net.com/

2015年11月28日土曜日

誕生日に再生しました!

実家に置き去りにされてしまった山水のステレオAPS1200。アンプは錆びつきターンテーブルはベルトが炭化?しているのか黒い物がボロボロ出てきて全く動かない。サンスイのステレオを専門に修理しているラボに連絡してみたが、もう諦めた方が賢明だと言われた。昨年亡くなった最愛の兄が高校生の頃、毎日のようにこのステレオの前にいた。アストラッドやマルワルドロンやセルジオメンデスやチックコーリアを私も聞いた。そんな思い出のあるこのステレオを捨てるのは忍びないと送ってもらったのだが、大きなお荷物と化していた。ところがところが、何と何と、夫が苦労して別物のターンテーブルとアンプを入れ込み再生させてくれた!スピーカーは奇跡みたいな話だけど、しっかりと鳴ってくれて!本当に奇跡!ラボの人は『スピーカーも絶対壊れていますよ』と言ったのに。昨夜、懐かしいレコードをかけて聴いていたら泣けてきた。こんな誕生日プレゼント、想像もしていなかったから。

TAZZ


2015年11月16日月曜日

もうすぐ発売です!

「Light Mellow」というアルバムが18日にリリースされます。ウン十年前に発売された、私の数枚のアルバムから17曲をセレクトしたものです。企画販売元であるウルトラ・ヴァイブのセンスに拍手です!私自身も大好きなセレクションとなっています。最近よく耳にするAORってご存知ですか?AってのはAudioだったりAdultだったりAlbumだったりと不明ですが、ORはOrientedRockの略ですって。70年代から80年代に流行った、緻密に作り込まれたアレンジが魅力の音楽のことをAORって言うらしい。私の大好きなマイケル・フランクスのアルバムなどはその代表なんじゃないでしょうか。そのAORが単なるノスタルジーではなく、今となっては逆に新鮮にも感じられるとのことで人気らしい。「せいのっ!」ってな勢いや、また毎回違って当たり前なアドリブで聞かせる音楽とは一味違い、凄腕ミュージシャン達がキメキメで作った音空間があの時代にはあった気がしますね。ある意味、贅沢な音楽制作ができていた時代でしたね。18曲目には、最近の私の曲がおまけで付いています。それはAORとは別世界ですけれど(笑)http:www.ultra-vybe.co.jp
TAZZ


2015年11月6日金曜日

犬は吠えるし、カラスは鳴くし、おまけに飛行機も飛んだ!

9月のある日、豊君と米ちゃんが、114段の階段を上ってやってきて「TAZZさんやりましょう!」と。ずっと前から我が家で歌っている映像を撮ろうとの申し出に同意はしたものの、何となく「どうなの?それって、いいの?そんなで」という引っかかりがありなかなか実現せず。自然体が大の苦手で、いろいろ飾ってしまう自分をどうにかこうにかごまかしてやってみました。練習もせず、一発撮りで。朝の10時から8曲。ランチタイム1時間は私の仕込んでいた、ハーブ漬けのポークソテーとジャガイモとビールとワインでお腹を満たし、午後も苦手な自然体。もう少し美しい映像になるようにテーブルの上を片づけたり、椅子を整理したりすべきだったけれど、誰もそんなことはお構いなしで次々やったから後の祭り。豊君のギターは圧巻だけど、聞いてみれば、犬は吠えるし、カラスは鳴くし、おまけに」飛行機も飛んだ!YOUTUBEでご確認のほど(笑)
TAZZ

2015年11月5日木曜日

「AROUND60、どんな明日も抱きしめたい」LIVE後記

10月24日、青春の6年間を過ごした懐かしい北九州市小倉でLIVEを致しました。会場は小倉北区に古くからある富野教会。想像を上回る沢山の方々が、教会に集まって下さいました。春に友人から「LIVEをやろうよ」と連絡をもらい、「教会で大丈夫なの?」と私。こんな会話から始まったこの企画は、友人2人の無償の努力により実現しました。厳粛なる教会をLIVE会場として提供して下さった黄牧師、何よりも当日足を運んで下さった沢山の方々に、遅ればせながら深く感謝致します。中学高校と6年間ミッションスクールに通ったため、教会の中に入ると不思議に落ち着く自分に驚きましたし、いつものLIVEとは一味違う空気を楽しみました。そもそも教会は天井が高く、音楽には大変相応しい場所なのだと実感致しました。讃美歌も3曲歌いました。それぞれブルース、バラード、ボサノバにアレンジして歌ってみました。子供だった自分が歌っていた讃美歌を、60代で歌う気分はこんな感じなのかと、個人的には感慨深いものでした。そういえばこんなことがありました。遠方から来たという男性2人が、本番前皆と歓談している所にやってきて「今日、海が見たい、歌いますか?」と。「今日のメニューには入れていないのよ」と私。ピアノの米田君が譜面を探したら「ありました」と。で、誰もいない本番前、そのお二人の前で、申し訳ないくらいの未完成な「海が見たい」を披露し、我ながら苦笑。LIVEには沢山の懐かしい同窓生が来てくれていて、「覚えている?」「覚えてるよ!」の言葉が、あちこちから聞こえてきて、時間の経過をつくづく思い知らされ、お互いの人生を確認するように見つめ合いました。うまく言えないけれど、とても幸せでした。闘病していて来られなかった友人からも、LIVE後電話をもらい「行きたかったのに行けなかった、ごめんね」「何言ってるの、ちゃんと養生してね」。私たちはそれぞれの「AROUND60」を抱きしめているのです。どんな明日にだって向かっていくのです。

TAZZ

2015年7月22日水曜日

ゴ ブ サ タ シ テ イ ル マ 二 ナ ツ

又吉さんの「火花」読みました。人生を賭してまで何かに打ち込める人は、幸せでもあり哀しくもありって。人はパンのみにて生くるに非ず、かと言ってパンが無くては生きられず・・人は日々そんな葛藤を抱えながら生きてるって事かな。お笑いの人はお笑いに、料理人は料理に、一日中没頭できれば良いけれど、なかなかそうはいかないね。近代人は自分たちで積み上げてきためんどくさいルールから逃げ出すことはできない。町内のごみ当番も、息子の泥だらけのユニホームを洗うことも、職場での薄笑いもやらない訳にいかない。いっそ奇人変人になって暮らせば、自由を得られるのか?日常を円グラフにしてみたら、ワタクシメここのところ音楽のパーセンテージがやたら低い事に気付きました。というか気づいていますが、音楽より優先される事があまりに多く、欲求不満状態です。やっとこさ、9月からライブ再開致します。9月18日はAPIAでのライブ、10月24日は北九州市小倉北区にある富野教会でのコンサートが予定されております。ライブタイトルは「AROUND60、どんな明日も抱きしめたい」です。どうぞ皆様、お時間許しましたらば、是非いらして下さいませ。詳細は追ってお知らせ致します。

TAZZ