2010年8月25日水曜日

残暑ざんしょ?

今年は、まだ一度もビーチに行ってません。無論若者たちのように、暇さえあれば浜に出てなんて事は今までだって一度も無いんだけれど、夏のシーズンは必ず何回かビール飲みに出かけてました。潮風を浴びながら青い海を見て飲むビールは格別で。だけど今年は違いました。元気がね、足りません。無駄に遊ぶという事が無くなりました。何事もテンションが足りないんです。酷暑のせいか?年齢のせいか?ビールはさておき、人生には無駄な時間って必要ですよね。ストレスの多い現在には尚の事必要でしょう。自然の中にしばし身を置き心を解放させなければね。人間ってやっかいな動物だから、体だけじゃダメ、心だけじゃダメ、両方のバランスをとらなきゃ。私のやっている事の半分は他者からすれば無駄な事かも知れませんが、それが私の生きるバランスです。自分自身を癒すために私は私に歌ってるんです。今私は、懐かしの福岡県行橋市で開催される29日のコンサートの事で頭が一杯です!!今川という美しい川が海に流れる行橋。幼い日、潮干狩りや海水浴に出かけた蓑島。懐かしい友達にも会えます!!永井龍雲さん!!そんなチャンスを与えてくれてありがとう!!あの懐かしい海は、今の私に何を教えてくれるんでしょう?今年初めてのビーチはきっと行橋です。TAZZ

2010年8月7日土曜日

ジロキチライブ

昨夜のジロキチにいらして下さった皆様、ありがとうございました!!なかなかの、大人の時間でした。サックスの春名正治さん、ピアノの米田直之さん、ベースの長山雄治さん、パーカッションのコスマス・カピッツアさんの素晴らしい演奏に大拍手です!!新曲を6曲もやったんですが、彼らの感性の深さに大いに助けられました。今の自分の心にピッタリとハマッタ素直な歌を歌いたいという気持ちがどんどん大きくなっていて。虐待を受けている子供、虐待により命を落とした子供たちのために、怒りを込めて作った曲「悲しい天使たち」、人の温かさ、肌の触れ合いをテーマにした「HUG」、新米社会人女性の悲哀を歌った「働く女」、ふいに起こる別れの歌「カモメ」、若い人たちにエールを送る歌「涙の川を渡ろう」、娘が、父を亡くした日は、土曜日のこぬか雨の降る日で・・・の「土曜日はきらい」の6曲を古い歌に織り交ぜながらの全15曲のライブでした。歌詞が飛んだりチョイチョイミスはあったものの、久しぶりに音楽の持つ大切なバイブレーションを感じることができました。これもすべて、暑い中集まって下さった皆様、ステージを盛り上げてくれたミュージシャンの面々、ジロキチのスタッフの方々のお陰だと感謝しています。8月は29日に福岡県行橋市で開催される、永井龍雲さんのコンサートのゲストとして数曲歌わせて頂くことになっています。9月17日には赤坂のノベンバー・イレブンスでギターリスト吉田次郎さんとのライブです。こんな感じで、また夏が過ぎていきます。TAZZ

2010年8月2日月曜日

耳塞ぎます・・・・

毎日のように起こる幼児虐待。どうなっているんだろう。どんな社会なんだろう日本って。弱者に非常に残酷な社会なんだね日本って。本当に心の底から残念。老人、子供、ハンディキャップを持った人たちがサヴァイブしなきゃならない国なんて、文化国家とは言えない。虐待する人間は悪い!!しかしそういう人間が増えていくのはその社会が健全でないからだ。駅前のスーパーの開店時間になると、腰の曲がった男性、女性のご老人たちが列をつくってドアの開くのを待っている。みんな杖や手押し車を手に、リュックを担いで自分一人のわずかな食料を買いに来る。スーパーで働く人たちもそれを心得ていて、買い物で膨らんだリュックを担がせるお手伝いをする。腰の曲がった老人たちが田畑へ出て働く姿を、田舎の風景としてよくTVで見るが、都市の老人たちは腰を曲げてスーパーへ行く。自分のことはできる限り自分でしたいと思う気持ちもあるんだろうが、何かもの悲しい風景に見える。自分の将来をそこに見たりもする。若い母親は子供を産むだけ産んで、嫌になったからと放置し、二人の娘を死なせた。隣人が気付いていたにもかかわらず、助けることが出来なかった。無責任な児童相談所の職員の対応は許し難い。児童相談所や児童センターの存在理由さえ揺らぐ。よほどの財力か、体力がなければこの日本ではうまく生きられないんだな。このいびつな経済最優先型日本を変えなきゃね。今から200年ほど前、ドイツ人医師シーボルトはオランダ商館付きの医師として出島にやって来た。日本各地で見聞きしたことを記録したが、その記述の中に、「これほど子供を愛おしむ国民を見たことがない」とある。貧困が起こす悲劇は数限りないが、豊かさが幸せを保証するものでは決してないんだ。自分も含めて、日本人一人ひとりの質が落ちているからこそ、教育も経済も政治もなってないんだね。昨夜横浜から電車に乗ったら、花火大会の後だったらしく、すごく混み合っていた。その中で、小さな子供二人が大声で騒いでいた。父親は知らんぷり、母親は携帯に夢中でこれまた知らんぷり。大人だって、暑さの中でのあの人ごみじゃあイライラする。ましてや小さな子供にとっては、拷問だよ。少し大きくなるまで、近所で買った花火を家族で楽しめば良い。子供を持った以上、大人には犠牲が生じるものだ。今まで自由にできた遊びや仕事も、時として後回しにしなきゃならない。それはちっとも不幸な事ではない、当たり前のことだから。ただし、子育てを出来ないとなったら、即社会が代わって支えられる社会を一日も早く作らなきゃね。毎日聞こえてくるニュースに耳を塞ぎたくなる日本って。