2010年9月21日火曜日

仲秋の名月

見上げると少しだけ欠けたお月様。本日雨天の予報もまるで嘘のように美しく静かな真夜中のお月様。しばし宇宙に身を置いている事を実感できる時間です!ちっぽけで、儚くって実に無力な私を実感できる幸せ。そうなんだよ、人間なんてそういうものだよ。生まれてきたからにゃ何かせねばならないなんて決して気を張っちゃダメ。何かのためになんて実にオコガマシイ。ただし、時々、お天道様とお月様に自身の心を照らし出して貰う必要はあると思う。あぶり出しみたいに。どんな形のどんな私が今ここにいるのかと。最近ライブを重ねて、少しずつではあるけれど、自分の核心に触れる事ができるようになった。自分自身に正直に歌えるようになった。50歳半ばで何を今更だけれど・・・自分の魂と、入れ物の自分が無理なく共存できる気がしている。背伸びもしない卑屈にもならない、自分らしい時間を刻めばいい。ノベンバーイレブンスでのライブに来てくれたS氏とは、さて何年ぶりの再会だっただろう?40年ぶりか?懐かしくて、嬉しくてお互いの元気を喜んでいたら、共通の友人のM氏の話になり、‘彼は元気なの?’と聞くと‘3年前に亡くなった’と。デビュー前、ちょうど今から35年ほど前のことですが、都知事選に立候補した、全く当選見込みの無い人物の応援にかり出され、ウグイス嬢をやったことがあるんです。その選挙参謀が若きM氏で、実におもろい奴だと思いましたよ。ギリヤ-ク尼崎さんという舞踏家を教えてくれたのもM氏でしたっけ。少し斜めからではあったけど、人生をいつも面白がってましたっけ。S氏と今は亡きM氏の話を少しだけして‘またね’と別れたものの時間の経過に圧倒されてました。時間はいつも一方方向。そうなのよ。そうなのね。そんな貴重な時間を、私と吉田次郎さんのライブに使って下さった皆さん!ありがとうございました!仲秋の名月にドンの一鳴きです。また季節は巡ります。
TAZZ

2 件のコメント:

  1. 「そんな貴重な時間を、私と吉田次郎さんのライブに使って下さった皆さん!ありがとうございました!」
    ファンとしては有難いお言葉です。
    世の中って広いもんで、
    「ろれつの回らない状態でステージに上がり、寝転がったり、文句をつけた客に「(チケット代の)7800円くらいで怒るな!」と暴言を吐いたり」なんてライブもあるようです。

    リクエストは「真円の月」、お願いします。

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  2. そうですね~~。月と太陽は見えやすいけどその他の星たちも、もっと見えたらもっとドキドキするかもしれませんね~。なんたってキラキラに囲まれちゃうんですから。そしたらやっぱ自分も宇宙の一員だって感じも増しますね。たまには宇宙から見た自分をGoogle Eathのように覗いてみたり、、、。あ~~楽しい。
    そんな中に心地よい音の旋律、なんたって物質の移動より音の移動の方が速いですからやっぱり音楽は凄いのでしょう。

    それでは吠えさせて頂きます。
    ウウウウアオ~~~~~~
    月まで届きましたでしょうか?

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