人はなぜ歌うんだろう?確かに鳥も鳴く、犬だって声色を使い分けたりするし、イルカだって超音波で何やら伝える。すべて生きていくために必要だから発してる訳でしょう。世界中のどこでも、人は雄叫び、何かを叩いてはそれに合わせ踊るよね。繰り返されるフレーズやビートで人はどこかへ行こうとしてるみたいだ。戦闘にも労働にも恋にも歌は必要とされてきたようだし。「音楽」と呼ばれる前から人には歌があった訳だけど、今や音楽が大きな産業になってしまったから、それで生きていく人も多いし、ミュージシャンと呼ばれる職業も生まれた訳よね。どんなジャンルの音楽だって音楽に変わりはないけど、メロディーに歌詞を乗せたときから人はそれを歌として聴くようになって。口ずさんだり、一緒に歌ったり、心をウンと近づけて聴くようになって。3・11以来、所詮歌は歌、それ以上でもそれ以下でもないと思うようになった。衣食住足りてやっとの歌だと。歌の力なんて虚しい。私が私に問えば、歌いたいから歌うんだよと答えるしかない。歌を歌うことで癒されるのは、他の誰でもない自分自身だから。そう考えたら素直になれた。6月4日ムリウイでノラオンナさんと歌った。ノラさんは囁くように歌う。自身の思いを呼吸するように自然に歌う。本当の歌い手だ。彼女はずっと昔から知っていたんじゃないか?私が今やっと気づいた歌の意味。歌うって事は私が単純にそうせずにはいられないって事なんだ。ノラさんもきっとそうなんじゃないのかな?帰宅途中ノラさんの歌を口ずさんでた。心の中にノラさんの歌が住み着いちゃった。私の歌とノラさんの歌を聴いて下さった皆さん心から有難う!!
TAZZ
ワシなんか自分で歌が作れないから気に入った誰かが作った音楽によって癒されてます。そんなわけでTAZZありがとう!
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